新生ティア組
「呼ばれました」
「付いてきました」
「因縁があります」
「参考にさせていただきます」
リーナー、ソフィー、燈火、バレットの順で発言した。
もはや宣言だ。
呆れるクレアちゃんですが、クレアちゃんは当然のように確定しているので大概です。
なんなら理由すらありません。
「逆に来てないのがミホだけって……」
「おいしょっと。あ、間に合ったッスね」
「全員集合だ……」
グニョンと空間がねじ曲がって、そこからミホさん登場です。仰々しくも威厳のあるローブは背負っていませんでした。
「ミホさん。青の魔法使いとして正式に認められたんですよね?」
「いや、実際はそうじゃないんッスよね。実績がない!とか。まあ、記憶が相変わらずごちゃごちゃしてるんで、なにも言えないんっスよね」
「なら公務とか、それこそ政治的な立場もあるのに」
「……さぁ、皆揃ったんッスよね。行きましょう!ね、ティアさん!」
「え、あ、そうですね!!」
「乗せるな、乗られるな、逃げるな!」
「はは、凄い人たちなのにそう感じさせないわね……」
「そこがいいところだと思いませんか?梅ちゃん」
「梅ちゃ……いえ。そうね、だからこそソフィーさんは能力を伸ばせたのでしょう」
「買い被りです」
「フフッ、どの口が」