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パニック2
「『賢人の軟膏』を!」
「私はちょっと値が張るけど『神秘の鱗粉』を下さい!」
「『涙の誓い』」
「『刻石刀』を一振!もう誰にも負けたくないんだ!」
「ずるい!なら私は『天文の針』、魔法の杖を!」
「ちょっと、アレは私には無理か……でもこの機会に『快晴の願い』なら!」
「『雷の舞』」
「『フラム』!」
「『女王の絹』!」
「あわわわわ、見通し甘かったーーー!!!」
「どーすんのよこれ!!」
「クレアちゃん!!」
「だぁー!抱きつくなぁ、今!注文表取って!」
「今の場では無理だろ、受注生産にしろ」
「その受注が半端ないんだーー!」
「ティアさん、口調が……」
「それどころじゃないもんな。ほら、サイン求めてる奴もいるぞ」
「ははは、大人気ですね。鼻が高い」
「リーーーーナーーーー!紙!!!」
「おお、恐ろしいですね。クレアさん」
「ソフィー、呼べる人全員呼んで!この際ティア組じゃなくてもいいわ、報酬は弾むから!」
「いいの?そんな事言って」
「燈火も無理ってわかるでしょ!?」
「予想以上ね、あら、お偉いさんも出てきたわ」
「は?」