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三人衆
「それぞれに魔眼を持った変人三人衆!」
「セレスト!」
「メイズ!」
「それ毎回やらないといけないかしら、スカーレット……」
「やっぱ、変ですって」
「そう思うならアナタも釣られなきゃいいのに」
「こらー、ノリ悪いぜ?」
バーンと効果音が聞こえてくるような元気の良さで(1人除く)でティア達の前に現れた3人組。
その後グダグダとしているが、楽しそうな人達である。
「おい、ここは気軽に入っていい場所じゃねェ」
「まぁ、まぁ、硬いこと言いなさんなって旦那」
「はぁ、他に聞かれると少々面倒な事なんです。役者は揃ってそうだし、ここが最適かと」
「だ!」
「おいセレスト、なーにスカーレットに擦り寄ってやがる」
「やめなさいよ醜い。嬉々としてゴミと居たい人は居ないでしょう」
「なるほどなぁ、確かにそうだって、誰がゴミだって!?ああん!?」
「クレアさん」
「……なにかしら」
「クレアちゃんが言っていた手がかりはこの人達なのでしょうか。間違えは誰でもありますが……」
「……まあ、話を聞いてから決めてくれてもいいから」