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「なるほど。バフォームと陰陽師が繋がってて統括会や、魔導図書以上の地位を力でもぎ取ろうとしたわけか。ま、知ってたけど」
「いちいち鼻につく人ですね。そんなんだから推薦も貰えないのですよ」
「ぐっ……」
「当事者だから、確認はこのぐらいで。今後、というか後処理ね」
「バフォーム家はウチのブレットとリーナー+ソフィーで一新するとよ」
「地味に手数増やしたわよねアンタ」
「投資だよ、投資」
「陰陽局は事態の責任をとり、解体。日ノ本さんが陰陽師を撲滅させると言っていたわ」
「……それは勿体ないですね」
「私もよ。やらかした事は大きかったけど、その技術まで失うのはあまりに惜しい。そこで、ティア」
「はい」
「アナタ錬金術士の学校を作るそうね」
「はい。1人では師匠は探し切るのは難しいですからね。いい機会もあったので、育てて情報を持ってきてもらうことを期待します」
「すごい私利私欲だった!……オホン、その学校に陰陽術も加えられないかしら」
「いいですけど、先生が居ませんよ?」
「最初っから大規模でやるつもりは無いから、それこそ日ノ本さんにやってもらいましょう」
「梅ちゃんと会えるなら!是非!」
「あー、じゃあ、纏まったポイから私の話ね」
「おい、随分ふてぶてしくなったな」
「……」
「なんでも探検家気取り?トレジャーハンター?みたいな3人組が居るんだけどね」
「おい、無視か」
「……信号機か?」
「信号機?」