後始末開始
あんな事があった後、魔法界は荒れに荒れたらしいです。私は知らぬ存ぜぬを貫こうと思います。
眠れば朝は来る。
ミルクショコラ、白夜が私を叩き起しに来ますが、アレと。
前まで師匠にやってた事だ。
「ママ、泣いてるの?」
「悲しくはないですよ。フツフツと怒りが湧いてきますね、師匠に」
「わっ、白夜?」
「ママは私が守るから!」
「そうですか、ありがとう」
「さて、計画も途中ですし、まだまだ忙しくなりますよ」
「うん!」
「ティアーーーーー!!」
のんびりと紅茶や、ミルクなどを用意して朝ごはんの支度をしていると、乱暴者がバゴンッ!と玄関をぶち破る勢いで乱入してきます。
それも複数人。乱暴者たちでしたね。
「今すぐ統括会に来なさい!朗報があるわ!」と、クレアちゃん。
「錬金術士の学校の件なんだけど、すごい生徒の応募数よ。どうするの?学長」と、燈火さん。
「皆さん落ち着いて……此度の件で証言をして欲しいのですが」と、白の魔法使いことルンさん。
「なぁ!バフォーム家の後任俺になったんだが!?」と、ブレット。リーナーは窘めてますね。ソフィーと手を組みながら。
何があったのでしょうね。
「ティア、陰陽局のヤツらを黙らすために力を貸して!」と、物騒な梅ちゃん。
「……ええ」
「ええ、じゃなーーい!!」