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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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白夜の生まれ4

「見てみてクレアちゃん!卵が孵りますよ!」

「はいはい、分かったわよ。さっきから何回目よ」

「フラッと来てみて良かった」

「ほらぁ!アルトリアさんも言ってます!」

「分かった、分かったって」

「……なにか不思議な力を感じますね」

「ソフィーが言うとなんだが怖くなるわね」

「そ、そうですか?そんな事ないと思いますけど」

「あ、ヒビです!皆さん!!」


わちゃわちゃと楽しそうにしていた彼女らが静まり返った時、エイヤッと殻を破ってやった。


ぽーっと、体が風を、熱を、ティアを感じた。


呆けた一同の中で初めに声を出したのはソフィーだった。


「え、人?」

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