戦い
「さて、早速だが白の魔法使いについてだが本当に知らないか?」
「くどい、知らんと言ってるだろう」
「だってさ、本当かな?」
「何を言って……」
「どうも、お久しぶりですね」
「……会ったことがありましたかね。しかし、如何にも居ないように仰っていたのにも関わらず、今そこにおるでは無いか。心象は良くないぞ」
「あら、しらを切るおつもりですか?」
「はっ、しらを切るも何も私は何も知らないのでね。これでいいか?お引き取り願おうか」
「そうか、ではもう1つ。魔法は使えるようになったようだが、どうやった?」
「……魔法使いにその秘密を喋らすと?非常識にも程がある」
「ではこの証書はどうでしょう」
「何故こんなものが……私をはめたいのか?」
「まあ、実は……」
「はい、ごめんなさいね、白の魔法使い様じゃないの。で、貴方の部下達はお喋りでしたよ」
「……そうか。ならもういい」
「おっ、諦めたか?意外と早いな」
「全員死ね」
「そう来るわよね〜。ちなみにあなたの部下と会ってすらないわ」
「……殺す、殺す!!」
「行って、何処かに結晶がある筈!」
「そこまで知ってるとは。全員に告ぐ、こいつらを生きて返すな!!」