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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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そして現在に

膠着状態を作り、20分位だろうか、時間稼ぎをしている。

陰陽師は全力で術を使ってくるが、ソフィーが目眩を起こしながらも星詠みで逐一指示を出せば必要最低限の魔法や動作だけで済む。


ルンと燈火が縦横無尽に動きつつ、シーフォートがソフィーの思考を全員へ共有しているからできる事だ。


無防備になるのは分かりきっている為、リーナーが風の盾でソフィー達を包みつつ、近づいてきた相手に風魔法をぶち当てて吹っ飛ばす。


この構図が出来れば相手は崩すことは難しい。


「……今です、皆さん追い抜いて!」

「フッ、正面は危険よ?」


燈火がバチリと電気を纏い、飛び蹴りで中央に飛びかかる。凄まじい反動と余波で真正面にいた相手は吹き飛び、その付近にいた相手は痺れることになった。


相手の背中を取ったが、燈火は痙攣し動けずにいる。

リーナーが風を操りふわふわと浮かべてみんなと併走させる。


「ちょっ、ちょっと恥ずかしいかな!?」

「我慢なさい、駆け抜けるならこれが最適解です」

「シーフォート君ごめんなさい」

「いいから、おぶられてろって!ソフィーが居なきゃこんな数相手にできないんだし」

「……侮っていましたね、星詠みがここまでとは」

「正直、ソフィーが居ないとティアさんのやる事なす事全て失敗してるでしょうしね……」

「なるほど、ティアのパーティーの心臓であり、頭脳はソフィーさんなのですね」

「買いかぶりすぎですよぉ」


「鳥居があるぞ!」

「アレをくぐって下さい!本番ですよ!!」

「……燈火」

「……装填、よし」

「この後は指揮が変わります、いいですね」

「おう!」

「ええ!」

「はい!」

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