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回想4
「殆どをソフィーさんに任せてしまいましたが、バフォーム家は珍しい家系なのはご存知ですよね」
「分散された起源の魔法」
「バフォーム家はその縛りでまた、陰陽師達と同じように遅れを取った。ああ、勿論例外も居ますよ。ウチのブレットとかね」
「へぇ、そんなに凄いんですね」
「ええ、普通の魔法使いなので」
「それと、今言ったことは証拠がありません」
「星詠みですか……恐ろしい」
「照れくさいですが仲間を守る為なら力を使う事は厭わない」
「フフ、羨ましいです」
「そうだ、ルンさんもティアさんと一緒にお友達になればいいんですよ!ねっ、名案ですよね!」
「嬉しいが、すまない。私にはしがらみが多すぎるゆえ迷惑をかけるから」
「ああ、それくらならコイツらなんとも思わないぞ」
「シーフォート、口が悪いですよ」