表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
365/987

回想2

「陰陽師達は窮地に立たされていた。力の衰退、統括会の台頭。この日本人達は魔法使いの適正が弱い人ばかりだ。それなのに魔法は進化し、陰陽術は衰退して行く」

「統括会へ合併すればいい。なにか解決策が出る可能性は高いです」

「チンケなプライドが邪魔をする。もう1つ、ブレットの家、バフォーム家もきな臭い動きをしていた」

「まあ、私の目で筒抜けになりましたけどね……」

「筒抜けって」

「大量に魔力を使いますけど、バフォーム家を見に行ったらおぞましかったですよ」

「何があったのですか」

「こっちもおんなじ、クーデターですよ」

「どうしてそんな事に……」

「まず陰陽師ね。私、燈火という人物はずっとクローンだと思ってた」

「2人いるのはそういう事だったんですね。でも思ってたって」

「陰陽局は藤田という男が裏で仕切っていた。もう1人の燈火こそ人造的に造られていた。それも魔法使いを使って」

「そんな非人道的な事が……」

「まぁ、その使われた魔法使いが私だったんだけどね。これも確信があって言ってるわけじゃないから。記録を見てそう判断した。黄色の魔法使いの力を抽出してクローンに入れた。その後、記憶を書き換える魔法でオリジナルとクローンが逆の立場になった」

「ちょっ、ちょっと待って!私が連れ去られた理由って……!」

「白の魔法使いを作りたかったんでしょうね」

「因みに青の魔法使いも今現在囚われてる」

「なんの因果でしょうね、ティアさんの仲間に居るんですよ。記憶をなくし、起源の魔法が宿った少女、ミホさんが」

「なんて偶然」

「……多分偶然では無い気がします」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ