362/987
経緯
「私は……」
「青龍は今はどっか行った、相手が陰陽師に変わった、ミホさんは……動けないか」
「アナタが稀代の錬金術師、ティアですね?」
「稀代では無いですけど……」
「時間がありませんので強引に失礼しますね」
「は?」
そう言って白の魔法使い、ルンが私の頭に手を置きます。
嫌な予感しかしない。
力のある人が頭に手を当てる時は大概……
「これまでの経緯を一瞬で教えますね?」
にっこり笑って悪魔の所業を私にするでした。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」