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VS青龍8
「あ、不味い」
「どう不味いですか?」
「うん、コレあれだわ。分断される」
青龍から蜘蛛の巣のような模様を水で作り、広がっていく。
「水の高さも相当ですね」
「えー、各自なんとかして!」
「そ、そんなぁ!!」
「アルトリアも一端の魔法使いでしょ!」
「ささ、愛すべき生徒達はミルクに乗ってくださいね〜」
「えっと、良いのでしょうか」
「モタモタしないで!来るって!波が来る!!」
「ほら手!」
「ふーん、3m位ですね。手持ちの氷の鈴蘭はあと4つ」
「ティアーーーー!!!聞こえるーーー!!?」
「はい」
「こっちは魔法使ってるから私は全員の声が聞こえるわ!」
「すごーい」
「えっと、各自足止め!ミホはティアと合流!」
「……皆さん凄いなー」
アルトリアはドレインの反射で何とか凌いでいるが、それで精一杯だった。
他の面々は回避しつつ攻撃に転じようとしている。
簡単には埋められない何かを感じた。