336/986
錬金術師達と
「今回は錬金術師達を同行させたいですね」
「何人?」
「全員」
「全員って……」
「15名ですね。多いですね〜」
「ねぇ、ティア?そもそも錬金術師は前線に出ないの」
「いえ、出てもらいます。自分の力を見誤っています。その目で自分たちの力を誇ってもらわないといけません」
「やるにしても難しいわよ」
「なら、俺が守ってやろうか?」
「ブレット。なにかあるんですね?」
「ああ、癪だがバフォーム家の血はやはり優れてた」
「なーに、嫌味?」
「かもな、俺に対してのな」