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裏世界のヤバいやつ
「とりあえずブレットの事情と、バフォーム家の狙いは分かりましたね」
「やっぱりやると思うか?」
「やるでしょうね。私ならやりますよ、復讐」
「ハハハ、お前ならやりそうだ」
「ところで、この場所。というか、物?は異様に壊れやすくなってませんか?」
「言われてみれば……。確かにこの、トリイ?とか触っただけでヒビ入るぜ」
「素材的にはいい物なのですが……」
「さっきから拾いまくってんもな。それ、全部アトリエに繋がってんだろ?スゲーよな」
「凄いのはミルクショコラですよ。それより、あそこ、禍々しいですね」
「いかにも何かありそうだ。引き返そうぜ2人では危険すぎる」
「そうですね、陰陽師側はアレをどうにかしたいのでしょうか」
「多分な、じゃあ、燈火を隠す意味はない気がするけどな」
「別の問題かもしれませんね。創世術師は絡んでなさそうですね」
「直接はな」
「え?」
「間接的にはありそうだろ。こんな整地されてる裏世界なんてまた事ないからな」
「なるほど、ふふ、やる気が出てきましたよ!」