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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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日本と裏世界とティア

「ふぅ、何とかなったな」

「はい。それにしても」

「気味わりぃよな。全体的に薄暗い」

「これがこの国の本質、なのでしょうね」

「なんだそれ」

「完全支配したと言っても、全てを思いどおりにはできず、1部を華やかに見せ、その裏では沢山の不幸に塗れている」

「まるで見てきたみたいな言い方だな?」

「ええ、その被害者ですから」

「……サラッと反応に困ることを言うなよな」

「では、ブレットの反応に困る事を聞いて帳尻を合わせましょうか?」

「な……全く。参った。いいよ、話すよ」

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