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とある日常
しばらく後、何日か穏やかな日が続いた。
「フッフッフ、さあクレアちゃん」
「い、嫌よっ!」
「遠慮なさらず……このパンケーキをお食べなさいっ!」
「いや、私見てたからね!?錬金釜に石入れての!卵も小麦粉も何も入れてないのにこんなのが出来るなんておかしいじゃない!」
「まあ、錬金術ですし」
「あとこのコーヒーも一緒に出て来たわよね?」
「ああ、それは妖精の血液Cと、錬高石、中和剤黒で出来ています!」
「出来ていますっ!じゃないわよ!豆は!?」
「え?やだなークレアちゃんってば。コーヒーを錬成するのに必要ありませんよ?」
「常識が違いすぎる……ので、さよなら」
「あ、待ってください!……いや、待って!ミルクショコラ!」
「その子たち使うのは卑怯でしょうが!」
「食べてくださいよー!!」
「料理を錬金術出やるな〜!!」