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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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情報操作

「ん?普通のスーパーじゃねーな?」


鳥居を潜り、いの一番に目に入ったのはお店だったが、鳥居をくぐる前はそんな物見えなかった。


瓦屋根の趣を感じる佇まい。


昼前だってのに、夕方の様な暗さ。

空を見れば青空が広がっている。


「……簡易的な裏世界か?」

「凄いのね、人目見てそれに気が付いたのはあなたが初めてよ」

「まぁ、裏世界のちょっと深いところにこの間居たからな。そこに似てんだよ」

「ああ、世界樹の時ね」

「世界樹?」

「違うの?ティアが打ち消した木々」

「違うぞ……情報操作されてんのか?あんなに大々的にTVに取られてたのに」

「TV?何言ってるの?」

「あれは魔法使いにしか認識されていなかったでしょう?」

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