方針
「……だから少しトゲトゲしいんじゃねーかな?」
「それは、うーん」
「2人ともがちょっと気の毒ですね。あ、そうです」
「ティア、まだ何も片付いてないのよ?」
「2人にプレゼントを用意しましょうよ!」
「統括会からの返事、及び交渉。陰陽師の依頼。2人のプレゼント new イマココね」
「3つか。多いな」
「燈火のこと抜けてないっスか?」
「4つか。多いな」
「はぁ、しかもさっき来た陰陽師の人も意味深なこと言ってたしね」
「コレは追々読むことにします。さて、まずは軟膏を作ろうと思いますよ」
「俺たちはやる事なしか?」
「うーん、ではお使いを頼みましょうか」
「おし、任せろ」
「裏世界の物は手に入らないと思いますので、表世界の物だけで作ります」
「……ああ、そうか。錬金術にミルクショコラの魔力を使えば作れるのね」
「そう、みたいです?」
「自信なさげだな」
「よく分かってないので。とりあえず必要な物、というか直感ですけど」
メモ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アロエ
粘液(植物性由来の物)
油(植物性)
蜜蝋
水
白銀鉱石(魔力がありそうならなんでも良し)
「こんだけですね」
「……普通に売ってるか?」
「……裏世界に行ってそれらしいの取ってきた方が早い気がしますね」
「失礼するわ」
「あ、梅ちゃん」
「おはようございます。皆々様」
「おはようございます」
「か、堅苦しいわね」
「裏世界へ行きたいと聞きまして」
「どこで聞いてたのよ」
「まぁ、ぶっちゃけると式神を使って」
「おい、この子盗聴してたのか?」
「ま、まぁ、置いときましょう」
「案内してくれるの?」
「はい、その方がこちらとしても都合がいいので」