280/987
重い
「ほら、私って捨てられて拾われてるじゃないですか」
「「「!!!」」」
「乱暴な事はされかけましたけど、その都度何故かその男は目の前で死ぬんです。気味悪いですよね、私もそう思います。だからわざわざ、外国に捨てたんです」
「まあ、生娘は何も出来ず、ポカーンとするしかないわけですね。そこにあたかも探しものを見つけた様な顔をした師匠が来た訳です」
「ああ、話が脱線しましたね。で、ですねー、その事があって男=悪感情の様な感じだったんですね。でも、師匠男じゃないですか、最初は嫌悪感凄かったんですけど、あの人創成術以外何も出来ないから、お世話してるうちに嫌悪感から面倒臭いに変わりましたね。でも、師匠は父親の様に感じました」
「あ、因みに、私の生まれについてはおおよそ人のそれとは違うらしいですよ」
「まぁ、ブレット達はなんか大丈夫ですけどね」