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闇の魔術師
「ふぅん。この錬金術師とやらを始末すればいいのね」
「ああ、闇の請負人の君にしか頼めない」
「あ、あらそう!?ま、まぁ!?私ぐらいの闇の魔術師に掛かれば余裕よ!」
「正真正銘光魔法しか使えないのに……」
「あーあ、調子乗っちゃって」
「な、なによ!」
「つまり、火力ですね?炎の揺らめきは神秘的なのに全てを破壊してしまうのです!ああ、なんて罪深き魔法!」
「コッチもトリップしちゃった」
「フッ、始末出来るのならばなんだって構わん。ピエロであろうがね」
「なら貴方はラッキーね。道化のピエロじゃなくて殺人ピエロなのだから」
「ホラー映画もまともに見れないくせに……」
「それは、関係ないでしょ!?」
「まあ、任せる。写真の類は強力な守護の魔法かなにかで撮れなかったが話題性だけは今一番な奴だ。分かるだろ」
「ええ、闇の魔術師の力得とご覧に入れましょう!」