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その後3
「あ、因みにだけどティアには監視が着くことになったから」
「はい?」
「なんかしらの力が働いてるとしか思えないほどに、何かが目覚めたり、影響力のある事象が起こったでしょう?短時間で」
「私悪くないですよね?」
「そうもいかないのよ」
「あ、ニーヴァさん」
「おはよう、ご機嫌いかが?」
「まだ少しダルいです」
「そう。でも少し頑張って聞いてね。ティアには学校へ行ってもらいます」
「学校?でも……」
「分かってる、アイツのことでしょ。無闇に外にでても時間の無駄になる。効率良く行きましょう。今回のことで創世術師の危険度は上がったわ。つまりティアの危険度もね」
「解せぬ」
「でも、酷い扱いはしないし、寧ろ高待遇が用いされてる」
「繋ぎ止めるために?」
「勘のいいこね。そうよ、統括会はティアを他に所属させたくない。とくに魔導図書とかには」
「私の意思は?」
「ある。断ってもいいのよ?」
「へぇ?」
「まあ、血眼になって監視と説得、まあ、色々と面倒くさそうよ」
「それは、まあ、いいです。効率良くの話は?」
「そうね」