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その後2
目が覚めたのはあの後1週間後でした。
まず起きて飛び込んできたのはクレアちゃんでした。
目の下にクマが出来ていてろくに寝ることも出来ず心配をかけてしまったことが伺えます。
自分勝手なのですが、申し訳なさよりも嬉しさが勝っていました。
自分をこんなにも心配してくれる人がいる。
上手く動かない腕てクレアちゃんの背に腕を回そうてして、腕が動かなくなりました。ミルクショコラが口に私の手を加えて腕を動かしてくれました。
そうすることで私はクレアちゃんを抱きしめることが出来たのでした。
「心配」
「え?」
「心配したんだから!もう二度とあんな危険なことはやっちゃダメよ!?」
「で、でもあの時は……」
「うるさい、うるさい!うるさい!!」
「はい。皆さんも心配をかけしました」
この場には参加組は居ませんでした。少しだけ薄情なヤツらめと思ったことは内緒ですけどね。