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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
240/987

終わりで始まり

「ティアっ!」

「はい」

「無事?無事ね?怪我は?」

「だ、大丈夫でした。あははー」

「よ、良かったぁ」

「この子すごく心配してたんだぞ?」

「それは、その、ごめんなさい?」

「なんで疑問形なのよ。全く……でもまぁ、良くやったわね」

「そう、ですね」

「なによ、浮かない顔して」

「これ」

「それって、あいつが持ってた!」

「創世術具か。どうしてもってるんだ」

「あの人……あ、名前聞かなかった……あの人が最後にくれたの。兄弟子ら創世術師の事を教えたあとでね」

「……そうか。それは今は置いとこう。それより仲間が待ってるぞ?」


「おい、ティア!無事だろーな!」

「ま、魔力が……」

「よく頑張ったわ2人とも。肩を貸すわ」

「ありがとうッス……」

「目が痛い……」


「皆さん!」

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