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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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創世術師4

「それってどう意味なんですか」

「霊に僕をあげよう。今さっきまで僕はどうなっていた?」

「暴走?」

「その前」

「遺跡で朽ちてた?」

「そ、そうだね。僕の最後は人から聞かされると虚しいなぁ。あそこで僕は最後の研究、錬金術をしていた。それこそ死ぬ間際まで」

「なんで……」

「最後の時はきっと、正気じゃなかったんだろうね。今思い返せば常に何かが脳に語りかけてるようなそんな気がしていた。それが何かは分かんないけどね」


「この僕の創世術師の道具。緑化の写本は世界の緑を絶やさないようにする為のものだ」

「写本ってことは原本が有るんですか?」

「原本は錬金術で作られている。その原本を元に命を吹き込んだのが写本。正直作ってしまった時点で地球の意思みたいなものに狙われたんだろう」

「アナタはこれからどうなるの?」

「消える。それだけさ」

「そう……。私の疑問に答えてくれる?」

「最後にって言わないんだ。優しいね」

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