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「兄弟子!出来た!」
「本当に作るとは驚いたよ」
「え、なに。空想上のやつだったの?」
「いやいやいや、俺だって1回だけ成功させたんだぞー」
「成功率ひっく、よくこの状況で……なるほど師匠の弟子ですね」
「うーん、嫌な納得のされ方したね。ま、おふざけはこの辺で。多分ソイツは1回きり、失敗は許されない」
「あの本体に当てればいい?」
「そうだね、何十mか上の、ね」
「ミルクショコラに乗ればいいのよ」
「植物はどーする?現に位持ちさん達も現状維持で手一杯っぽいぞ」
「ブレット達は……離れたら街への被害が」
「ちょっと、忘れてない!?」
「え」
「私が、居る!」
「君……君なら行けるかもね。俺は魔法は使えないけど魔力の塊として奪ってくれて構わないよ」
「何を言ってるの?」
「無自覚か、覚醒してないか。言ってもいいのかなあ」
「………!時間が無いの!何か知ってるなら言って!」
「分かった、分かったから!もう、血の気の多い子達だなあ。君は魔力を周りから集められる体質なんだよ」
「なにそれ」