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「氷の鈴蘭って言う錬金物だ」
「あ、蔦が来る」
「大丈夫っス」
「うわあああ!!」
「これは、酔うね……」
「ソフィーは未来に生きてるんスかねー。悠長に話しててもOKっスよ?」
「あ、ありがとう……。で、それは一体?」
「うん、コレは僕が……」
「前置きもストーリーも要りません。倒せるんですね?」
「半分は」
「半分?」
「怖い顔しないの、結局は人と創成物を離さなきゃ行けないし、その方法は正直あの人しか分からないんだ」
「だから、動きを止めて心に入る」
「そんなこと出来るの?」
「多分。あの人はほぼほぼ魂だけみたいな存在だ。触れればワンチャン?」
「成功率の低そうな事を」
「ま、とりあえず錬成しなよ。ミラクルには知恵は譲渡したし」
「?兄弟子がやればいいじゃない」
「出来ないんだ」
「え?」
「創世術師では、出来ない」