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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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目の前に迫る影。魔法を唱えて発動していては間に合わない波状攻撃。


「私を基準に!3時方向へ!5秒後、位置をずらす程度で構いません!」

「なら、俺がその役だ」

「では、私は構えましょう」

「2人とも行くッスよ!」


後方から指示を出し、ミホが移動、真横に迫る巨大な蔦。それをブレットが大剣で切りつける。


しかし、切る事は出来ない。それは分かっていた。だからズラす。


蔦は誰もいない所へ叩きつけられる。


砂埃が舞い、ギラつく眼光。


ソフィーはこの場を支配している。


「次ッ!」

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