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移動の魔法、真髄
「行くよラーシェ」
「うん、来ておねーちゃん」
「驚いた、まさか1発で循環が出来るなんて……そのままミホさんに触れて。循環の中にミホさんを含めて。こっからは魔力が無くなるからね」
「私の出番ッスね……移動……いや違うっすね。『ゲート』」
魔法使いが転移する為に使うゲートをミホさんは作り出そうとしている。
錬金術師の到達点創成術師が作ったとされる神話の遺物。
それを今、1魔法使いが魔法によって顕現させようとする。
「……この人達は歴史をいとも簡単に書き換えるのでしょうね」
「……ララナディア」