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重労働ターン
「なんて圧力……!」
「力添えするよ」
シーフォートがそう言って燈火の魔法に上乗せして魔法を放つ。
力が拮抗し、魔法の植物と雷が互いに霧散した。
なんて、迫力。肌がヒリついてドッドッドと心臓の音がすぐ側に聞こえます。
「あ、焦りました……」
「へたりこんでないで何かないの?」
「ミラクル、なにか無いかな?」
「ふむ、まず弱点を狙ったらどうた?相手は木だろう、火を当ててみては?」
「だそうです!火です!私は使えませんけど!」
「火なら、私か」
「燈火さん重労働ですね」