表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
184/986

新見アルトリアの思考

新見アルトリアは思った。なんて自己中と。

アルトリアはこうも思った。なんて慕われてるんだ、とも。


隣に居るのは私達のメンバーでは無い子。

ミホだ。

明るく活発で、それでいてこの中で何も出来ない子だと思っていた。

いや、それならソフィーもお荷物なんだろうなと思った。

実際に蓋を空けれてみばとんだ思い過ごしだったと思い知った。


ここに辿り着くまでにソフィーは何回か危険予知でルートを変えながら進んできた。

黙って着いていたが本当は不服だった。

だが、それは正解だった。


真っ直ぐ進んでいたらドロドロに溶けて骨が所々見える半ゾンビみたいな妖精とかち合っていただろう。そうなれば最悪だったろう。


その状態の妖精はそこに居るだけで猛毒だ。

死ぬまで自身の不幸や、私怨を撒き散らす毒となる。もし、触れてしまったら即死んでいる。


ミホに至っても彼女が居たから逃げ切れることができるし、安心感が違う。

もしもの時の選択肢として居るだけなのに不安がない。精神的に安定するのだ。


これは大きい。魔法なんて精神が安定してないとまともに形にもなりはしない。


現在は退路がない状態だけど、ミホ本人曰く帰るだけなら出来るそうだ。


つくづく思う。化け物だと。化け物に飼われてしまったと。


黙々と日記を探しつつそうミホとソフィーに評価していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ