174/912
神霊、ミラクル・シャドール
「……唐突ですが釜さんに名前をつけます」
「今必要かしら」
「アルトリア、何を驚いているの？」
「ええぇ、私がおかしいの？」
「まともな感性は捨てときなさい。無駄だから。で、ティア？名前は考えてあったの？」
「別に考えてないですけど、なんか凄いじゃないですか」
「一気に語彙力無くなったわね」
「なので、私の姓と凄そうな単語を合わせます！」
「ねぇ、当事者のアナタはそれでいいの？」
「愛音が名付けるんだ、問題は無い」
「そ、そう……」
「命名！ミラクル・シャドール！」
「おっし、じゃあ行くか」
「あっさりしてるわね」
「あ、あれ？変でした？ミラクル？」
「ん？気に入ったぞ。何より名付けで存在的に安定したしな」
ミラクルの言っている事にピンと来なくてモノクルでミラクルを見ると、種族が神霊となっていた。
知ったところでピンとこないですけどね。
