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天使
「コレは、なんだ?」
「……浮いてるわね」
「美しいですね」
「あれ?ワシがおかしいか?」
「いえ、皆さんが異常事態に慣れすぎているだけです!安心して下さい!」
「なるほど、なら安心ってなるかぁ!」
「おお、ノリツッコミ」
「どう考えても慌てるだろ!?翼生えてるよ!?」
「まあ、ティアなら」
「ティアさんってなんなの!?」
「今まで静かだったのに急に喋るわね」
「いや、だって!」
「どうせ寝ぼけてるだけよ」
「寝ぼけて魔法の羽が生える!?」
「生えてるじゃねーか」
「なぜそんな冷静なんじゃ……」
「ほら、ティア?どうしたの?」
「……うーん」
「返事するのか……」
「あ、クレアちゃ…………………………ん」
「寝たわ」
「翼も消えてしまいました」
「何だったの」
「お前傘下組に言っとけよ?ティアはよく分からんがヤバいって」
「言うわよ!でも誰が信じるのよ!?」
「あー、頑張ってください」
「リーナーアナタ常識人だと思ってたのよ!?」
「ニイミさん」
「ソフィーさん」
「こんなもんです」
「ああああああああぁぁぁ!!」
「キャラ崩壊ね」
「ま、慣れるこったな」