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じゃあ状況説明
「落ち着いたか?」
「はい」
「ったく、じゃあ状況説明。まず間違いなく洗脳状態にある」
「でも、アナタ達も洗脳しようとしてなかった?」
「あ、そういえばそうですよね」
「あれは洗脳の上書きだ。その上で妖精の魔石とか、あわよくば死体でもって思ってたんだ」
「墓荒らし」
「うるせぇーな、後ろ盾がないから手段は選べないんだ」
「そんなことばっかしてたのか?そりゃ悪評たつぜ」
「あーあー、もうしません。これでいいか?話を戻すぞ」
「どうぞ」
「ヤツら必死に何かを守ってるように感じた」
「何かって?」
「あれは多分、創成物」
「……!!」
「ティア」
「だから師匠の名前に過剰に反応した?でも」
「でもそれならあそこまで怒りを見せるかしら」
「誤作動してんじゃね?今多いだろ」
「え?」
「どこでその情報を?」
「睨むなよ情報屋」