慣れ
「はい!という訳で錬金釜の擬人化です」
「俺、頭使って疲れたんだ。幻覚見ちまってるな」
「もしかしてブレット?それは男の子だったりしますか?」
「はい」
「うーん、私もダメね」
「さ、ミホさん、ソフィーさん、勉強の続きですよ」
「え、でもティアさん……」
「ソフィーさん、ティアさんが、どうしましたか?」
「い、いえ、なんでもないです」
「慣れてるッスね」
「お主は人望ゼロか?」
「あれー?」
「あ、臨時ボス。誰です?その子」
「ララナディア〜!みんな無視するの!」
「あら、可哀想に。何があったか聞かせてくれる?」
「ララナディア!あのね、あのね!」
「皆が無視するから幼児退行しちゃったじゃない」
「お、トウカ。ちなみにどんくらいヤバいことしたんだ?うちのボス」
「えーと、本格的に創世術師に片足突っ込んだってとこね。しかも偉業付き」
「聞きたくねぇなぁ」
「人……この方はホムンクルスかしらね。まあ、そういうのを作ったのは後にも先にもティアだけね」
「ティアの序列って今どこ?」
「無所属でしょ?まあ、当てはめるなら星座、もしくは時計の針でしょうね」
「次元が違うわね。本当に仲良くしておいてよかった」
「あー、聞いてるぜ?お前最初めっちゃ突っかかってたんだってな」
「う、うっさいわね!どこで聞いたのよ!」
「お前のお師匠様以外ねーだろ」
「ぐぬぬ……」