表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
147/985

魔弾

「なぜ、じゃないわよ。何回こんなくだりやらせる気よ!」

「知らないですよ」

「アンタなんて呼ばれてるか知ってる?」

「絶世の美女とか?」

「ブローカー」

「作ってるのに!?」

「常識すらぶっ壊すからだそうだ。統括会に龍を持ってきたのは後にも先にもお前だけだろ」

「ミルクショコラに関しては私も分からないんですよ。本当に創世術だったのか。なぜ出来ちゃったのか」

「錬金術は誰でも出来るものじゃない変わりに出来る人は何故か出来る物、というか学問だ。そういうことにしておけ、めんどくさい」

「あ、普通にめんどくさいって言った〜」

「そうだよ、厄介な連中を仲間にしたって聞いたぞ」

「耳がお早い」

「俺の従魔は二叉だ。猫を通じてそこそこの情報収集は出来るし……」

「え、出来るし、なに?」

「自分の事はひけらかすもんじゃないと思っただけだ」

「もう、ほとんど言ったあとよね」

「うーるせーなー」

「厄介な仲間、ですか。魔法界の闇みたいな子達ですから、あながち間違ってないですね」

「闇ぃ?」


「なるほどな、魔法使いの根深い問題ではある」

「そのせいで各国政府の暗部、というか掃除屋に流れて言ってる背景もある」

「その先聞きたくないですね」

「小競り合いもある」

「どうしようもないのよ、今更」

「それよりだ、お前ホイホイ仲間にし過ぎだ。少しは立場を弁えろよ。錬金術師共にも関わってるだろ?」

「そりゃぁ、仲間ですもん」

「ティアはアイツを探したいのよね」

「そうですよ。1発殴ります」

「なら、こんな事に時間は取れなくないかしら」

「私1人で師匠を上回っているなら必要は無いでしょうけど、現状そうじゃないですからね。数で勝負しないと」

「打算もあると」

「そりゃあ」



「……話は変わるが精霊の石を集めに行ってるんだよな?」

「そうですよ。錬金術に必要なので」

「そうか。まぁ、なんだ。コレをやる」

「なんです?」

「魔弾」

「銃弾」

「違う。お前銃もってるだろ」

「なんで知ってるんですか」

「私に打とうとしたの知ってるわよ」

「サァ、ナンノコトデショウカ」

「素人に銃は難しいだろう。なら、魔法にすればいい」

「それが、魔弾?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ