144/901
星読みの覚悟
「それは何をしているんですか?」
「あら、ソフィー。あなたはてっきりティアに着いていくものだと思ってました」
「あはは、実は私もです。でも、今必要な力はキットここにある。そんな気がするんです」
「アナタの予感は必ず必然となるわ」
「そんな、大袈裟な」
「星読みを侮ってはいけない。使いようによっては1国も落とせるのよ」
「……やっぱりそうですか」
「ソフィー、帰ったら賢者に師事しなさい。推薦状ならなんとでもしてあげられるから」
「それがティアの為ならば……!!」
「良い子ね」
「と、ところでソレは?」
「コレは傘下組の事を纏めているの。後で皆に渡すけれど読んでおいてね」
「あ、はい」