はい、集合
「えー、では無意味に散り散りにされ、無駄に疲れた形でまた集まったわけですが、言い分はありますか?」
「はい」
「どうぞ。誰だが存じませんが」
「なんかトゲトゲしいな。そっちのボスが初めにドラゴン召喚してビーム打ってきたのが行けないと思います」
「ドラゴン?ああ、ミルクショコラ!」
「うっわぁ……」
「え、なんかデカくない?」
「次は最大火力でいきましょう」
「悪かった、謝る!ウチのガキがくだらない事をした!」
「ちょ、そりゃないぜ。俺らはぐれは舐められたら終わりだ」
「……はぐれって言うのは無所属って事ですよね」
「ちょっと違いますが、まあ、凡そ」
「なら私と同じですけどね」
「そ、そんなわけない!無所属に賢者の依頼や魔導図書館が関われるわけが無いからな!」
「なぜ知ってる」
「オイオイそっちのヤツら血気盛ん過ぎやしねーか!?」
「トウカさん、アッチにも私以上の星読みが居るんですよ……チッ」
「え、舌打ちした?今」
「ウチのソフィーがそんな感じ悪いことするわけないでしょう!?ふざけないでくださいますか!?」
「おい!お前が喋る度ドラゴンの口をこっちに向けるな!生きた心地がしない!」
「はぁー、きりねーよ。お互い目的だけ言おうぜ。それで組む組まない決めよう。終わらん」
「……ブレットどうしました?」
「あ?どうもしねーよ」
「ああ、いえ、まともなので」
「なんでまともな事言って心配されるんだ!」
「普段まともじゃないからよ」
「お前まで……」
「……アレ、同族なんでしょ?纏う魔力が一緒よ」
「なんで分か……そのモノクル便利だな」
「貸しませんよ?クレアちゃんだけです」
「はいはい、分かってますよ」