ワザと、意図的に、作為手
「迷っちゃった……」
「ねー」
「はい……ってうわぁ!!誰ですか!?」
「客観的に見て敵?」
「参りました」
「早っ、何もしてないのに勝ってしまった。自分が恐ろしい……」
「意外と陽気な人だったりします?」
「根暗ではないかな」
「あ、じゃあいいです」
「え、何が?え、無視して歩き出す?普通?」
「アナタですよね、みんなをバラバラにしたの」
「そうです」
「敵ながら非効率なことしますよね」
「なにおう!」
「いえ、だって私があなたの立場なら1対複数の状況にして殺しますよ」
「えぇ、何この子物騒」
「物騒なことしてる人達に言われたくありません!」
「まあ、落ち着いて。現に危害加えてないでしょ?」
「遭難してますね」
「あ、はい。危害加えてますね、すいません。でも外傷は無いでしょ?」
「それは、まあ」
「君達のことは全部知ってるんだ〜」
「……!脅しですか?」
「違うってば!協力して欲しいんだ」
「私に決定権はありません」
「むー、取り付く島もない。感謝して欲しいけどなー、ワザと、意図的に、作為手にこういう状況作ってあげたのに」
「同じような言葉3回言いましたね」
「……そこツッコムと話途切れちゃう」
「あ、すいません。どうぞ」
「君よくわかんない子だね。話聞かないと思ったら話聞くし」
「……その理由を言う必要は無いですね」
「星読みでしょ、知ってるよ。でも嬉しいな有益だと感じてくれて」
「つくづくお見通しって事ですね。はぁ、言いです、聞きます」
「そう来なくっちゃねー。何も知らないと思うこら1から説明してあげる」
「……私あなた苦手です」
「私は好きだよ、ソフィー?」