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師匠のやらかし
『案内します。バブルを移動しますね』
「さっきのやつも言ってたんだけどバブルって?」
『え?あなたがたはちきゅうからこられてるんですよね』
「はい、ゲートを使ってですけど」
『なるほど、そのゲートがあるからちきゅうのまほうつかいはほかのせかいにかんしょうできるのですね』
「おい、言っちゃ不味いこと言っちまってねーか?」
「うん、私もそんな気がする」
「ねぇ、悪い事しますか?」
『オイオイオイ!我慢の限界だ!俺たち妖精は12の針の1つだぞ!軽々しい口を今すぐ閉じるんだな!』
「ほう、12の針の1つ、と」
「アッチも言っちゃダメなこと言ったわね」
「で、ですね」
『まぁ、とりあえず行っらっしゃい』
「普通でした」
『何を想像してたんだ』
「想像もつかない光景」
『……その景色は奪われました』
「アイツらか?」
『ええ、復讐と』
『あと、知ってたらでいいんだが、ドゥームズデイ・ブラック・シャドールを知っているか?』
「私の師匠ですね」
『……ならば話は別です。捕らえなさい』
「え?」