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賞賛
本当は秘密にしておきたかった事だけれど、ミホさんの命がかかっているのならばそんな事は言っていられない。
猶予はない。
「ミルク、杖を標準として、魔力を流してください!」
「……はぁ、ああ、ああ!」
ミホさんに向けられた白い魔力の奔流がミホさんを包むこみ、強制的にソフィーの元に移動する事に成功する。
ミホさんは相当怖かったのか、ソフィーに抱き着いて離れられない。
「よくやりました!凄いですよ!後は私達に」
リーナーがミホさんの肩を軽く触れ、賞賛します。ミホさんはガクガクと震え、それどころでは無い様ですが、これで心置き無くあの化け物を倒すことが出来ますね。