この後
「じゃあ早速だけど、書類をくれるかな?」
「あ、はい。コレです」
「うっわ、あいつ封印施してやがる……解呪に時間かかるじゃん。まあ、うん。確かに受け取ったよ。ライセンス出して」
「ライセンス?」
「あれ、ティアってライセンス受け取ったっけ」
「……通行証なら」
「駄目じゃん」
「君、ライセンスなしで賢者の使いやったの?マジ?」
「あー、どうしましょう」
「……臨時でコッチでライセンス作るから二三日したら来て。その時に依頼達成にするから」
「すいません」
「じゃあ、行こう」
「ねぇ、二三日、どこに泊まるの」
「あ」
「分かった、分かった。泊まるところも用意してあげるから。おーい」
「はい、お呼びで?」
「私の名前使っていいから巡るの宿に案内してあげて」
「司書様、この人達は?」
「そう、警戒しなくてもいいよ。賢者の使いだから」
「それにしてもこんなに大勢で来る必要は……」
「この後直ぐに裏世界行きますから」
「ふーん、まぁいいや。じゃあ案内するから着いてきて」
「シロ?」
「はいはーい!ネクちゃん、どうしたの?」
「あの子、どう思う?」
「美少女だったねー、変わった子だけど」
「うん、そうじゃなくてね」
「精霊に愛されてるよ」
「使えるかな?」
「その気なら」
「まあ、少し様子見かな」
「はいはーい」