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裏ガーディアン
「本当に何も覚えてないんだ」
「私は情報屋。ある方法でこの世の情報はほとんど思うままです。でも、貴女はそれに引っかからない」
「それがどうしたのさ、ほら、私特別?なんだろ?そのせいじゃないのか?疑われるのはまっぴらだ」
「その気持ちは分かりますよ、絶賛ティアの右腕に疑われてますからね。聞き方を変えましょう。ミホさん、貴女はティアの味方ですか?」
「味方……の意味はよくわかんないけど、友達だと思ってるよ」
「結構、信じましょう」
「えっ、私が言うのもなんだけど、情報屋って言うくらいなんだから簡単に信じるのは辞めた方が」
「私も学びましたから。信用して、用心する。そうすれば不安要素はありません。そろそろ帰ってきますよ、整然を装いなさい。ティアに悪いイメージは持たれたくありませんから」