EP2:異世界召喚の代償
〈視点:宇美矢 美優〉
◇雷野宮小学校、放課後
よし、さっそくお爺ちゃんの道場に行こう!
「ねぇねぇ美優、今日家に来ない?一緒に遊ぼうよ。」と彼女に声をかけられた。
彼女は雨宮聖菜。
私の親友で幼なじみ。
「ごめん、今日は大切な用事があるからまた今度でいい?」
「……………わかったわ。また今度ね。」
私は校門を出てスカートのポケットにしまっておいた地図を見る。
何故か1万円札も入ってた。
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じたく
↓
がっこうー→らいのみやえき
↓みにじほうめんのでんしゃにのる
みにじえき
↓きたでくち
|
↓そのまましんごうまでまっすぐ
しんごう
|
L ーーーーーーーーー→ここ
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まさかの手書きの地図だった。
しかも全部平仮名!
お金ってそう言うことなの!?
それに遠すぎない!?
未虹駅って終点だよね!?
ここ1番最初だよ!?
とにかく行こうか、うん。
電車に乗り遅れたら困るし。
◇視点:宇美矢 美優→三人称◇
ー未虹市ー
未虹市のマンションから未虹中学校で起きた現象を望遠鏡で確認したジャージ姿の青年がいた。
その青年は2人の仲間に声をかける。
「本当に始まったんですが異世界召喚!?あの方の予言の通りですね。」
「ん、当たり前。あの方の予言は外れない。だからこれから起きるPandora pandemic…通常P2が始まることは間違い無し。」
と、中学生くらいのセーラー服を着た少女はそう言った。
「だりぃな。そもそもP2ってなんだったか忘れたんだが。」
と、黒いの服に黒いズボンのフードをかぶった青年は言う。
「ん、P2が起こる原因は日本に住む者が今まで異世界召喚された時に発生したマナ、エーテルが集まり過ぎて暴走して魔獣が発生すること。結論は日本人召喚され過ぎ。集団で召喚するなんて頭おかしい。」
「そう言うことですね。」
「なるほどな、なんかめんどくさそうなんだが対抗する手段はあるのか?」
「ん、まだ無いけどあの方がいずれ対策を練る。それまでは辛抱。」
唐突ですが
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