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猫の目

朝の散歩。いつも出会うのは人ではなく猫だった。茶虎と黒。そいつらは「僕」と顔を見合わせるたびに見つめてくる。猫のツリ目などではない、満月のように限界まで大きく見開かれた目だ。そいつらは「僕」が怖いのだ。静かな朝に突然現れ睨みつけてくる巨人、それが猫たちの「僕」に対する印象なのだろう。いや、「僕」だけじゃない。人も、世界も猫は怖いのかもしれない。突然見知らぬ子供たちに捕まる恐怖、歩いていたら突然車に撥ねられる恐怖。そんな恐怖を猫の満月の目は物語っていた。

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