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卓球部ですが何か  作者: ENTER
一章 天夢の野望
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プロローグ 第一話 はじまりのおと

卓球の知名度は、近年ロンドン、リオでのメダル獲得により、急激に上昇している。

でもまだまだこんなもんじゃない!

まだまだ卓球の魅力を知ってほしい!

そんな願いを込めて。




…ここが…桜東さくらひがし高校…!ずっと、

ずっと、夢に描いてきた場所…俺の夢を、叶えるべき場所…!


 桜を象った校章が彫られた校門をくぐり、校舎を目

の当たりにして、天夢は胸を震わせていた。この町の名物、白妙桜しろたえざくらを思い起こさせるような真っ白で、荘厳な壁。まだ四月上旬なので、この地域ではまだ桜の花を拝むことは出来ない。しかし、開花に向けて着々とエネルギーを貯め込む蕾は、天夢に大いに希望を与えてくれた。 


 県内一の歴史を誇り、そして県内一の進学校である桜東高校。当然、入学試験の難易度は相当高い。ここを志望するからには、相当の覚悟と、努力と、実力がなければならない。天夢ももちろんそうである。が、天夢がここを志望したのは、勉強がやりたかったからではない。ただひとつの目的のため。桜東の卓球の歴史を変えるためであった。


 桜東の校是は「文武両道」。何事にも妥協を許さず、全力で打ち込むべし。なかなかにハードな要求である。しかしそれは大昔の遺物と化し、ここ四十年ほどでどんどん文武の「武」にかける割合が減ってきているようである。だから昔ほど部活で残す成績も特に良い、というものでも無くなってきた。そして卓球部も例外ではない。昔は全国でも名を轟かせていたらしいが、その面影はない。弱いわけではないが、強くはない。それが今の現状である。


 なぜそこまで天夢がここに執着していたか、その話はまた後で天夢自身に語ってもらうこととしよう。


 とりあえず、天夢の高校生活は幕を切って落とされた。

 







前書きで「卓球の魅力を〜」とかなんとか言っておいて、まったく卓球してませんでした。ごめんなさい。次からはバリバリ卓球してもらいます!

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