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村人Aですが魔王を助けに行きます。  作者: ユキノシタ
『はじまりの村 ガーネット』
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1話 : 目の前で勇者が殺られたんだけど!?

※この作品は手探りで製作されています。設定がガバガバで、途中で修正が入ったり、無理やり繋げたりすると思います。


以上のことや、他のことに対しても、読んでいて気分が悪くなる場合があります。


それでも大丈夫な方のみご覧ください。





※PV2000超えしました。ありがとうございます。……ここで言うのは意味がないのかもしれませんが。


※PV3000超えて、もうすぐ4000いきそうです。本当にありがとうございます。…再びここで言う無能さ、ご理解ください。


※いつの間にかPV4000超えて5000いきそうになってました。本当に感謝しかないです。ありがとうございます。普段、平均PV2くらいしかつかないのに、数日前1日にPV119ついてて手が震えました。泣きたいです。ありがとうございます。


※ついに、先日PV6000超えました。こんな作品に1話でも足を運んでいただき、心より感謝申し上げます。これを最後に、この前書き更新を自重します…。いつも、本当にありがとうございます!


ふと、真っ暗だった視界が開けた。そこには、何事もなかったかのように過ごしている村人がいる。僕も、ここに立っているのが当たり前のように立っていた。いや、当たり前だと思っている。




??「おぉ、ここがガーネットの村か」




突然、村の入り口に人が現れた。変に思うかもしれないが、この表現が正しい。実際に誰もいなかったところに現れたのだから。だが、それを目にした村人は誰も驚くことはなかった。ここでは それが当たり前なのだ。だってここは 『はじまりの村 ガーネット』 なのだから。




村人1「おや、見ない顔だね。その格好は冒険者かな? 情報なら村の酒場へ行くといいよ」



村人2「こりゃ珍しい、冒険者さんじゃないかい。記念にこれあげるわ」




現れた冒険者は次々と村人へ話しかける。話しかけられた村人も変わらない口調で、表情で、言葉で受け答えをしている。それが当たり前だと言うように。




冒険者「何か貰ったな……宝石? 売れるのか、これ。まぁ、いい。それより酒場はどこだ?」




一部始終を見ていた僕は、入り口で冒険者を待つ。この場所は隠れて眺めるには丁度良い場所だな。




冒険者「ここか?」




冒険者は酒場へと足を踏み入れた。




アッサム「いらっしゃいませ! 僕の親父、ダニエルの酒場へようこそ! 冒険者さんかな? どうぞ! 店にいる常連さんは、いろんな情報を持ってるよ」




僕は頭に浮かんだ言葉を口にする。まるで、言う言葉が既に決まっていたようだ。




冒険者「……まずはダニエルにでも話しかけるか」




そう呟いた冒険者は、奥のカウンターへと向かう。




ダニエル「おぉ、俺の酒場によく来たな。ここに来れば、情報は客から手に入るぞ」



冒険者「なんだ、これだけか。では、客に話しかけるかな」




冒険者はそう言うと店にいた客に話しかけ出す。店には三人の常連と、二人の新顔がいた。




常連1「お? お前さん冒険者か? 外でウロウロしてる奴には話しかけた方がお得だぜ。たまに貰える宝石は この国じゃ安いが、他の国では高く売れたりするからな。ま、人と関わりを持って悪いことはねぇぜ」



常連2「お前、冒険者だろ? こんな所でのんびりしててもいいのか? 早くしないと他の奴が魔王を退治しちまうかも……ま、そのためには各村や町、国の宝とやらを集めなきゃいけないんだがよ」



常連3「あら、かっこいいわね。冒険者さんかしら? ここにいるってことは情報集めかしら。ふふ、私からも情報を提供してあげる。…ただし、交換条件として白い花のエキスを採ってきてくれないかしら。あのエキスは美容にいいの。お願いね。採ってきたら、私に話しかけて頂戴」



新顔1「……なんだ、冒険者か。オイラは旅をしている者なんだが、ある噂を嗅ぎつけてこの村に来たんだ。だが、村長が見つかんねぇ。村長さえ見つけられれば、宝はオイラの物だってのに」



新顔2「僕は、この国のことよく知らない………けど、村長が見つからない……のは、変…だと思う。村長がいない…のに、村人は、いつもと変わらない……もしかして、何か知ってる…?」



冒険者「……村長がいない? ……取り敢えず、白い花のエキスを採ってくるか。どこにあるんだろうか?」




そう言うと、冒険者はもう一度 常連Cへと話しかけた。




常連3「あら、早かったわね……って、何? まだ採ってきてないの? ……あらやだ、場所を言ってなかったわね。ごめんなさい。この村の裏手にある山の一番上にあるわ。お願いね」



冒険者「裏山か……まぁ、取りあえず行ってみるか。でないとイベントが発生しないようだしな」




そう言って裏山へと向かった冒険者の後を、僕はこっそりとついていった。だって、動けたから。自分の意思・・・・・)で動けたから。

そんなことを考えていると、冒険者の叫び声が聞こえてきた。




冒険者「うわぁぁぁああああああ!!!!」




隠れていた草むらから顔を覗かせると、冒険者は殺られたところだった。




??「ヴゥ〜〜」



アッサム「…ウル?」




僕の声に反応し、冒険者を殺ったそいつは僕に飛びかかってきた。




ウル「クゥ〜〜ン!!」




こいつは狼のウル。ウルはこの森に住んでいて、村の人達を守ってくれている。


何故だか僕の記憶に当たり前のようにあるウルのこと。ウルとどうやって会ったのか。そして、どうしてウルが冒険者を襲うのかは分からない。ただ分かるのは、冒険者がここを通るとウルに襲われること。そしてそれを当たり前だと思っていること、それだけだ。


僕は足元に落ちているものに目をやる。そこには冒険者の身につけていた鎧、持っていたアイテム、武器などがあった。だが、そこに冒険者の姿はない。たぶん、今頃は村の入り口にでも寝転んでいるだろう。ウルという敵に殺され、身体だけが転生したのだ。


これは冒険者だけの特権。僕みたいな普通の人なら、殺されれば死んで消えてしまう。


そんな僕の頭に一つの考えが浮かんだ。



…これを身につけたら、僕も勇者みたいになれるかな?



ちょっとした好奇心だった。鎧をつけ、アイテムをしまい、武器を持つ。その間、ウルは僕を見つめていた。




ウル「…クゥン?」




ウルはそんな光景を見飽きたのか森の中に目をやった。そこには道どなく、木が並んで立っているだけ。俺もウルの見ている方へと目をやった。




アッサム「……そっちに、何かあるの?」



ウル「ワォ!」




ウルは「分かってくれた!」とでも言いたそうに尻尾を振っている。適当に放った言葉に、ここまで反応されるとは思っていなかった。まぁ、何かあるのなら気になる。ウルが先導してくれるようなので、あとを着いて行くことにした。


※後書きには現在までで分かっている情報を乗っけていきます。追加情報はその都度分かりやすく載せていけたらと思っています。

例外として年齢は先に公開していきます。そこから容姿を想像していただけると幸いです。「?」の部分は新情報として開かれていきます。


※また、本編内容で分からない点がありましたらコメントをしていただけると有難いです。次話の前書きに詳しく載せようと思います。


※たまに、方言や誤字が紛れ込んでいる場合があります。見つけた方は、至急、ご連絡(コメント)をお願いします。すぐに捕獲しに行きますので。




【アッサム ー村人ー】


13歳 (♂)

酒屋をやっている父親 (ダニエル)と二人暮らし。

勇者に憧れている。



【ウル ー狼ー】


6歳くらい (♂)

村人に懐いている。

冒険者を襲う。



【??? ー冒険者ー】


27歳 (?)


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