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闇戦記ダークファンタジア外史伝ライザー乱舞

プロローグ。

次元世界ダークファンタジア、と呼ばれる異世界。その階層世界の中で最下層に位置する魔族や悪魔達の住まう闇の最果ての世界…………。今、この戦乱の地に一人の男が降り立った。その男はライザーボルクス。そして降り立った地、死の砂漠で闇の世界の二大勢力、魔王グランデュオ軍と悪魔王ルシードとの最終決戦が始まろうとしていた。

ライザー「…………まさか、こんな場面に遭遇するとはな。」

黒い甲冑に身を包んだダークナイトはそうぽつりと呟いた。

？？？「間が悪かったですね。」

その言葉と共にライザーの後方にフードを被った少女が現れた。

ライザー「…………シルフィか。お前も無事だったようだな。」

シルフィと呼ばれた少女は黙って頷いた。

シルフィ「後の二人は転移場所がずれたようですね。」

ライザーは目を閉じ探索魔術リペルスを発動させた。ライザーは魔力波を放出し周囲の確認を行った。そして双方の戦力を確認するのだった。

ライザー「…………グランデュオ軍五万、ルシード軍六万か…………。さて、どうする？」

双方の軍は死の砂漠に眠る古代文明の遺産をめぐって争っていた。