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究極生物コタツ  作者: 吉川明人
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帰ってまうけどさみしない!!…①

 一件落着や思て地球に帰ったあたしらは、地球連合の人らにものすご感謝されて迎えられた。

 中にはコタツら差し置いて、おんなじ地球人やいうて、表彰するとか勲章くれるとかいう人もおった。


 けど、そんなんしたら有名なってエライことなるて、コタツら中心にウトーピー議長らもいうてくれて、結局、今回地球助かったんはマルら銀河連合の特使が守ってくれたいうことになった。

 なんや詳しいは分からへんけどその方が政治的に都合ええとかやけど、あたしもそのほうがええねん。



 せやけど違う意味で、地球、エライことんなってきた。

 ウトーピー議長ら地球連合から、世界中に向けて、毎日、ニュースとかで銀河連合の技術力はスゴイ、銀河連合に加入してる星の人らはエエ人ばっかりやとか、これでもかいうくらい流されまくった。

 世界中の人らもだんだんそう思うようになってくれて……ちょっと洗脳っぽいかもしれへんけど、実際ホンマのことやねんからええやろ。


 マルとかザカリさんの姿なんか、ネットとかで流れまくって、めちゃめちゃ有名になって、取材とかで息つぎでけへんほどワタワタになってもうてる。

 ちなみにコタツはあくまで「元」代表いうの強調して、銀河連合の特使はマル中心のメンバーやいうて代表側から外れることになった。

 マルはめちゃめちゃ不満そうやったけど、現実に政治的な時間の都合あったみたいで、結局コタツのゴリ押しに負けて、これまでどおりあたしのうちで暮らしてる。

 マルらはこの機会逃さんと銀河連合のええイメージ浸透させよて、めちゃめちゃガンバって働いてる。

 直接会われへんからニュースで見るしかないけど、毎日話題なってるから姿だけは会えるし、それで安心することにしてる。


 ……いうても、仕事の中には地球連合主催の接待で、『超×100 豪華・地球満喫旅行』なんかもあるから、そこそこ楽しめてるんかも知れへんけど……。


 コタツに聞いたら「あんなもん接待されとんのやなんや分からん」言いながら、アクビしてベッドの上でこれ以上ないいうくらいグータラしてる。

 アカンでえ、そんなことしとったら、せっかくの究極生物がブクブクの違うエライモンになってまうかもしれんでえ。


 うちの親はコタツがただのネコやないいうの分かって、言うたんが、

「ほんならキャットフードあげたらあかんかってんなあ」や。

 ツッコミどころそこなん?



 まだ地球は銀河連合に入れてもろてへんけど、銀河連合のイメージものスゴええもんになっとる。

 地球人も銀河的な視野でもの考えられるようなってるし、地球連合が認められるんも時間の問題や言われとる。

 実際、みんなちょっと前までやったら考えられへんくらいええ人になった思う。

 地球人ってめっちゃええ人やったんやなあ……地球人のあたしが感心してどうすんねん。




 バタバタしたけど、嬉しかったんはこれまでどおりコタツが一緒におってくれたことや。

 家族増えたみたいでホンマ楽しかった。せやけど……最近、様子がおかしい。


 マルから連絡あるときは、あたしに聞こえへんようにしゃべっとるし、重要っぽいとこはコタツらどうしのテレパシー(?)でしゃべってるみたいや。しかも、地球連合と銀河連合の調停が近づくほどあやしなってるみたいやし。


 理由はだいたい分かっとる……せやけどあたしは聞きとないから、聞かへんことにしてる。


 絶対あたしからツッこんだりせえへん。

 そんなんしたらヤブヘビや。


 ……ヤブヘビいうたら、わざわざヤブに棒突っ込んでヘビ出してまうことやん。

 なんで棒突っ込むんか分からへんけど、ヘビきらいやし、出て欲しない。

 せやからつつかへんねん。


 せやけど……。



 ある日の晩、地球連合の接待から抜け出してきたマルが、つついてきよった。


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