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究極生物コタツ  作者: 吉川明人
32/42

なんか出てきよった!!…⑤

「余計なジャマが入ったがいいだろう。

 どうだ、これ以上の争いは無意味だ。前ファリアロ代表をこちらに引き渡せ。

 そうすれば他の者たちは無事に帰すと約束しよう」


 またこの悪もんもたいがいベタやな。

 そんな約束守る悪もんがどこにおるねん。


「ホンマに約束するんか?」

「もちろんだ」


「アカン! 絶対ウソや。コタツあっち行ったとたん、エル攻撃してコタツがうわあて言うの見たがってるに決まっとるやろ」

「私も同感だ。コタツ殿を渡すわけにはいかない」


「もちろん兄を行かせるつもりはありません」

「もう一匹現ファリアロの者もいたな。キサマも一緒だ」

「少し我々に時間をくれないか?」

 ザカリさんが悪もんに話しかける。


「もちろんいいとも。しかしキサマたちが突っぱねたところでファリアロ代表だけは生き残るのだぞ。

 そいつらは寿命がくるまで絶対に死なないのだからな」

「その死なへんワイ捕まえてどうやって抹殺すんねん」

「社会的に死んでくれればいい。本当に死なないかどうかの実験担当者とメニューはすでに決めてある」

「ええシュミしとんな……」


「なんなん? なにするつもりなん?」

「我々を監禁して、死ぬまで死ぬほどの苦痛を与える実験を繰り返すつもりでしょう」

「うわ! シュミ悪っ!」


「なんとでも言うがいい、キサマたちに銀河時間で30分与えてやる。

 それまでに答えを出さなければ生き残るファリアロ代表だけを連れて行く」

 そう言うて悪もん消えてもた。


「銀河時間て地球時間でどんだけなん?」

「だいたい45分くらいやな」



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