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究極生物コタツ  作者: 吉川明人
27/42

またかいな!!…⑦


「き、奇跡か……ツェプロドゥーファが消えていく……」


 大っきい光のカタマリが、見る見る小さなっていく。

 艦長がエルをメチャメチャ急がせてコタツとマル迎えに行ったときは、もう消えてなくなってた。


「空間チューブによる恒星圏外投棄以外にツェプロドゥーファを処理したことなんてこれまでなかった。あり得ないが……大変な発見だ!」


 艦長もザカリさんもめちゃめちゃ興奮して、あたしはエルの中に戻ってきたコタツとマル、思いきりギュッてした。

 あんだけ苦しそうやったのに、もうどっちも息ひとつ乱してへん。ほんまものスゴイ回復力やなあ。


「ようやったな誠恵。まさかツェプロドゥーファ消滅させる方法あるやなんてな」

「原因の研究が進み解析されたなら、毎年平均2.26個の星が消滅する危機が回避され、数百、数千億の命が救われることになる」


「そんなん……あたしコタツに言われて歌っただけやし……」

「ほんなら、みんな無事助かったんはみんなの力あったからや。それでええやろ誠恵」

「うん、そのとおりや」

 まさにお約束のハッピーエンド。

 これが一番ええんや。


 ホッとして帰ろうとした時……どっかで聞いたことあるケータイの呼び出し音が鳴り響いた。


「なんでまた、コールゼロやねん!!」


 コタツらの叫び声が一斉にあがった。


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